仕事と子育てでデートの時間がないとき|一回分の予定を組む記入例

「会ってみたいけれど、今週も予定がいっぱい」。仕事と子育ての間に一時間の空白を見つけても、そこにお茶の約束を入れられるとは限りません。着替えて出かけ、帰ってきて一息つくところまで、時間が必要だからです。

フルタイムで働き、子育てもしている50代前半の人に向けて、次に会う一回分の予定を組んでみます。準備・往復・連絡・帰宅後の休息を自分の予定に書き込み、収まる案を相手に相談するところまで進めましょう。

一時間のお茶に、前後の時間を足してみる

まずは、自分用の記入例です。仕事のない日曜日で、外出の前後も含め、必要な子どもの世話や家の用事の段取りを確認できた場合を想定します。午前と15時30分以降の予定はそのまま残し、12時45分から15時30分までを使う案です。相手には、まだ提案していません。

時間 自分の予定に入れること
12:45〜13:00 着替え、持ち物の確認など、出かける準備
13:00〜13:30 喫茶店までの移動。徒歩や電車の待ち時間、少しの余裕も含める
13:30〜14:30 喫茶店でお茶。14:30には店を出る
14:30〜15:00 自宅まで戻る。帰りの道順と交通の便も確認する
15:00〜15:30 帰宅後、座って休む。すぐに次の用事を入れない

会っているのは一時間ですが、準備から休み終わるまでは二時間45分。この例では、15時に帰宅するだけでなく、15時30分まで休めることも予定に含めています。時間の長さは仮の一例で、自分に必要な準備や移動、休息に合わせて変えてください。

バッグを脇に置き、窓辺の椅子で休む人

前後の連絡も、別の日の予定に置いておきます。次は、休憩や家の用事を残したうえで、時間を取れそうな場合の記入例です。

  • 事前の連絡:木曜の昼休みに10分ほど、候補を考えて送る。
  • 返事と待ち合わせの確認:土曜の午前に10分ほど。決まっていないことがあれば、そこで確かめる。
  • 会ったあとの連絡:伝えたいことがあれば、翌月曜の昼休みに10分ほど。

連絡にかかる時間は、相手の返事や相談の内容によって変わります。見込んだ時間に収まらなければ、別の時間を取れるかも見直します。その日のうちにお礼を送る決まりや、すぐ返信する約束ではありません。

自分の予定に直すときは、帰宅後から逆算する

予定を作るときは、先に仕事と家の用事、睡眠、残したい休息や一人の時間を書きます。手帳に何も書いていない時間も、朝ゆっくり過ごしたい、好きなことをして休みたいと思うなら、そのまま残せます。

次に、外出のために家で確認することを見ます。食事、送迎、見守りなど、実際に必要な段取りは家庭によって違います。誰かに頼む必要があるなら、その人が引き受けられるかも確かめます。必要な家の段取りが確認できるまでは、外出を確定しません。

そのうえで、帰宅後に休み終えたい時刻から、休息、帰りの移動、会う時間、行きの移動、準備の順に戻してみます。先ほどの例なら、15時30分から逆算して、準備を始めるのは12時45分。そこに仕事や家の用事が重なるなら、まだ使える案にはなっていません。

開いたノートに鉛筆を添える手元

書き込み用のメモです。自分だけが見るものとして、必要な項目を埋めてみてください。

  • 候補の日:
  • 残す仕事・家の予定、休息や一人の時間:
  • 外出前に確認する家の段取り:
  • 準備を始める時刻/家を出る時刻:
  • 行きの移動時間/帰りの移動時間:
  • 会い始める時刻/店を出る時刻:
  • 帰宅する時刻/休み終える時刻:
  • 事前の連絡・返事の確認・会ったあとの連絡に使えそうな時間:
  • 相手にまだ確かめていないこと:

移動は、駅同士の所要時間だけでなく、自宅から駅、駅から店までの徒歩や待ち時間まで見ます。帰りの便が少ない時間帯なら、行きと同じ時間で戻れるかも確認してください。睡眠を短くして準備を済ませる案は、候補から外します。

相手には、日付・場所・店を出る時刻を相談する

自分の予定に収まる案ができたら、相手が判断できる形で送ります。自分用メモを丸ごと渡す必要はありません。家の事情は「家の用事があるので、この時間までなら会えそうです」程度にとどめ、子どもの学校や居場所、詳しい予定を説明材料にしないようにします。

ここからは、先ほどの時間配分で誘うための文例です。日付は仮に11月8日の日曜日とし、お互いに場所を知っている喫茶店を候補にしています。

11月8日(日)の13時30分から、この前話した駅前の喫茶店でお茶しませんか。14時30分にはお店を出たいと思っています。そちらからの移動も含めて、この時間と場所はどうでしょう。

「一時間なら会える」とだけ伝えると、何時に終わるかが相手には分かりません。店を出たい時刻まで伝えれば、相手も往復の時間と合わせて考えられます。相手が遠くから来るなら、そのために長い移動をしたいかも含めて返事を待ちます。

「日曜なら会えそうです」という返事だけなら、時間や場所はまだ相談中です。そこが合うかを確かめてから、待ち合わせまで揃えます。

日時と店について同じ希望を確認できた場合、最後に送る文例です。

では、11月8日(日)の13時30分に、お店の入口で待ち合わせる形でどうでしょう。14時30分にお店を出る予定でお願いします。

待ち合わせと終了時刻まで二人で確認できたら、確定の予定として書き込みます。 返事待ちや「まだ分からない」は未定のままです。自分の家の段取りに変更がないかも、出かける前に確かめます。

時間が収まらないときは、短縮以外も考える

移動時間を調べ直したら、片道30分ではなく45分かかると分かった。そんな場合は、移動の見積もりを直して、全体が収まるか見直します。

先ほどと同じ12時45分から15時30分までに、同じ準備と休息を残すなら、お茶は13時45分から14時15分までの30分になります。往復で増えた30分が、そのまま会う時間から減るためです。短くすれば収まっても、自分は往復90分かけて30分のお茶に行きたいかを考えます。相手にも、その人の移動を含めて、この会い方でよいか確かめます。

駅の出口と喫茶店のある歩道を歩く人

移動が長いのなら、まず別の場所で会えないかを相談できます。ただし、自分に近い店へ変えて相手の移動だけを増やす前提にはしません。二人の行き帰りを見て、どちらも会いたいと思える場所を探します。

場所を相談し直す文例です。

そのお店だと、移動を含めると時間が足りなさそうです。もう少し行き帰りしやすい場所を、一緒に考えてもらえますか。

移動ではなく、会う内容に時間がかかるなら、食事をお茶に変える、寄り道をせず一か所で過ごすなどの案があります。短い時間でも二人が会いたい場合だけ、候補にします。

開始を遅らせる案は、店を出る時刻と帰宅後の予定まで見直してください。休息をなくさなければ入らないなら、別の日を考えるか、今回は見送ります。相手にとって短い外出が負担なら、自分だけ収まる案を押し通さないことも必要です。

別の日を探す余裕がなく、いったん予定の相談を止めたい場合は、こう伝えられます。

今は、行き帰りまで含めて時間を取るのが難しそうです。今回のお茶はいったん見送らせてください。次に会える日は、まだ約束できません。

家の予定がまだ分からず、考える時間を取りたい場合なら、「今は予定を決められないので、いったん保留にしたいです。日曜は空けておかず、ご自分の予定を入れてください」と伝える方法もあります。代わりの日を必ず出す必要はありません。 相手が待たずに見送ることも、そのまま受け止めます。

家の都合が変わったら、決まっている約束について連絡する

予定を確かめ合ったあとでも、家の都合が急に変わることはあります。会いに行けなくなったら、分かった時点で、どの約束を取りやめるのかを伝えます。家の事情を詳しく説明するより、相手が出発や予約をどうするか判断できる内容を先にします。

日曜のお茶を約束したあと、土曜に送る文例です。

家の都合で、明日のお茶に行けなくなりました。約束していたのに、ごめんなさい。今回は取りやめさせてください。次に会える日は、まだ分かりません。

予約をしている場合は、どちらが取り消すかも確認します。相手が出発する時刻が近いのに連絡が届いたか分からず、普段その相手と電話も使っているなら、電話で伝える方法もあります。まだ決まっていなかった候補を取り下げる場合とは、ここが違います。

会えた場合は、帰宅後に休めたか、連絡の時間も含めて生活に収まったかを、自分のメモで振り返れます。思ったより帰りに時間がかかったなら、次に予定を作るときは復路を書き直す。会う時間はちょうどよかったなら、そこは残す。次の予定を考えるのは、自分もまた会いたいと思ったときでかまいません。